statement

私は自画像の可能性を追求しています。
"私を描く"ということは客観的にまた主観的に見つめる行為であり、私が一貫して制作し続けているのも私自身がリアリティを感じられる世界を描くことができるからです。

作品の多くは日常の中での発見や笑いから着想しています。それを見落とさないように向き合い、寧に描き出すことで、GPSのように自分の中の気づきえなかった感情や理想を発見することができます。

そして、絵画はコミュニケーションツールであるべきと考えています。絵画という手法はインスタレーションやパフォーマンスのような華々しさや派手さはありませんが、物質としての存在により時間を超えて思いを伝えることができるメディアです。
私の作品の端々にちりばめられたおもちゃやキャラクターは、自分の小宇宙を構成する要素の一つであると同時に、見る人と共有することのできるアイコンや情景です。それはKAWAIIという価値観に溢れた日本で育ったことが大きく反映され、自身とそれを享受する世界とを対比することで生まれるのだと思います。

こうして、鑑賞者の何か手放すことのできない思い出へとつながる瞬間を構築し、クリスマスプレゼント開ける前の高揚感を生むような作品を目指しています。