第11回市原湖畔美術館子ども絵画展「市原じがぞうの国」
2024/02/24
第11回目となる「市原湖畔美術館子ども絵画展」。
ゲストアーティストに松井えり菜さんを迎え<じがぞう(自画像)>をテーマに市原市内の子どもたちから募集した作品を展示しています。
美術館を湖畔にたたずむ宮殿に見立て、子どもたちの自画像約300点が宮殿の絵画のように立ち並びます。子どもたちは、どんなふうに自分を見つめ、描いたのでしょうか。
会期:
2024 年 2月 3日(土)〜3月 3 日(日)10:00~17:00月曜休館
入場料:
一般500円 大学生・高校生・65歳以上400円 中学生以下無料
場所:
市原湖畔美術館(〒290-0554 千葉県市原市不入75-1)
2023年度コレクション展4 ワタシをみつめて
2024/02/24
古くから、自らの顔や身体は身近な題材であり、多くの作家が自画像を制作しています。しかし、そこに表されているのは彼らの容貌だけとは限りません。
石原 友明や鯉江 良二は美術や陶芸とは何かという問いと向き合うなかで、作品に自分の姿を取り入れています。石原の《約束Ⅱ》は、自身のヌード写真を不鮮明に焼き付けた立体的なカンヴァス3点を、巨大な紙を背景にして配置した作品です。本展では、昨年度寄贈を受けたカンヴァス1点を含め、1984年に本作が発表された当時の展示を再現します。
また、照沼 敦朗や松井 えり菜の作品は作家のアイデンティティや私生活が制作の起点となっています。照沼は、自身の分身であるミエテルノゾム君や、その対照的な存在であるミエナイノゾミちゃんを作品に登場させ、一方の松井は自身を取り巻く周囲の環境などを自分の変顔を舞台にして描き出します。さらに、森村 泰昌と郭 徳俊の作品では一見すると作家自身と他者が一つのイメージを形作っているようですが、交わりきれない他者との関係をも視覚化しています。
本展覧会では作家がそれぞれの視点から自らの姿をモチーフにした作品をご紹介します。彼らはこれらの作品において自己の内面や自身が置かれた環境、さらに表現することへの問いを表しているといえるでしょう。
会期:
2023年 11月 15日(水)〜1月 20 日(土)9:30~17:00月曜休館
入場料:
一般200円 大学生150円 65歳以上高校生無料
場所:
高松市美術館(〒760-0027 香川県高松市紺屋町10番地4